スタイルをどこに寄せていくかという問いの解答編
「世の中には色々な服装があるが、
果たしてその服装をするのに「資格」はあるのだろうか」
「例えばそれはどこからがコスプレでどこからがスタイルなのだろうか」
に対する2017年ver.の答えというか正解を
前回の考察を含めて出してみる。
下記の①②③が出来ないのはコスプレ。
①現在主流と言えるシルエット含めたコーディネートのコンテクスト上で代替品として象徴的なアイテムを使う(アイテムとして単品で見ず、あくまでバランスを作る際の素材として使う)
②逆に現在主流になっているシルエットやコーデに被らないようにしつつ、特定のスタイルに象徴的なアイテムを使わない。
(
・ベタなブランドやアイテムじゃないもので「たまたまそうなった感」を演出する
・主流じゃないスタイルについては特に「わかってる感」を出さないようにする
)
③TPOによるが「見る人が見たら分かる」ベタなコーデをあえてする。
しかしここでもベタなブランドやアイテムを使わず、代替品を必ず入れる。
それが意表をつくものであるほどレベルが高い。
わかってないのかな…適当に合わせただけなのかな…そもそもおしゃれに興味ないのかな…いや!分かってないはずがない!みたいに思わせたら勝ち。
基本的には自分にそのルーツがなくてもいいと思うが、
①②③については
・そのスタイルをして似合うのはどういう人種、スタイル、顔なのかのイメージがある
・さらに本来は似合わないけど「あえて」やる事がハマるタイプはどういう文脈で「ハマる」とされているのかを自分なりに理解している
のが必須。
②と③については
・そのアイテムの本来の用途
・どのようなスタイルを作る際の一部としてそのアイテムがチョイスされてきたか(要するに元ネタ)
をわかった上なのが必須。
当たり前だが
①②③の順番で難易度が上がる。
①はノームコア的なコンテクスト上でのミックスセンスの良さのアピール
②は流行のスタイルでなくても同じことができることのアピール(よりノームコアが分かっている)
③は②を踏まえた上でのあえてのベタ
となります。