おしゃれって何なのさ!

今まで誰も書かなかった「普通に服を着ること」について。

いる / いらないのバランス

このアイテムは本当にいるのか?いらないのか?

このコーデはうるさいのか?簡素過ぎるのか?

 

例えばシャツを着た時にネックレスをするかどうか。

ベルトのチラ見せをするかどうか。

腕にどんなものをどんなボリュームでつけるか。

あとよくあるのは色を使い過ぎかどうか?の判断。
2色まで、とか3色までとかファッション指南書とか初心者向けブログとかによく書いてあると思いますが、
実際はそんなに単純なものではなく、
色々な要素と相対的に見ていかないといけない。2色でもうるさい時はうるさい。

 

よくあるベースカラー70%、アソートカラー25%、ポイントカラー5%などの理論も、
特に服のコーディネートの場合、実際にはそんな比率にはならなかったりする。
(実際に意識して使えるのは一部のグラフィックデザインとか)

 

色の合わせ方もトーン違い(暗めのカーキと蛍光イエロー/グリーンとか)と
トーン合わせ(ほぼ同程度のトーンで並列に使う、例えば赤白青のトリコロール系の赤青はこのパターンが多い)
があるし、

色については実際にコーディネートを見て、
素材やデザインによっても変わるので、

自分の手持ちを使って自分の身体のバランスで同じのがいけるか試して見るしかないと思う。

 

これらを判断するには、
例えば自分の「どうしてもこのネックレスを使いたい」とか欲が入ってしまうので、
自分が信用している人に見てもらうのが一番確実。
自分の場合は奥さんだったりしますが、
ほとんどの場合、アクセサリー関係については出来ればつけたい、くらいの時は

「いらないね」「あってもなくてもいい」のパターンが多く、たまに、これはばっちりだ!みたいな時は「良いんじゃない?合ってるよ」
と言われます。
色の組み合わせはセオリー的に良くてもデザイン的にうるさいもの同士や素材的に野暮ったく見える組み合わせの時は「イマイチだね」と言われます。

 

大事なのは、

「顔」「体型」を含めた

「客観的な全体の雰囲気」を見てもらうことで、細かいところを見てもらうことではない、と言うことです。

 

「オシャレ」と言ってもらうことでは無く、

全体で「普通」と言ってもらうことがゴール。

「何の変哲も無い」と言うのは実はイコール「違和感がない」なので、自分に合うコーデが分からなければ、まずそこを目指すのが良いのでは。

 

それを繰り返して行けば自分にとって地に足の着いた「普通」をブラッシュアップしていくことこそ、「その人に合ったオシャレ」を追求していくことなのだと自然に実感できると思います。

 

あなたは「ショップの店員さん」になりたいのですか?もしそうであれば上記の事は当てはまらないかもしれません。

 

その場合はその時その時で流行ど真ん中のコーデをする必要や、人目を引くような奇抜な格好をする必要があるかもしれませんが、

単純に「オシャレ」になりたいのであれば、

自分にとっての「普通」はどこにあるのか、

うっすらとで良いので感じられるようになる事が必要だと思います。

 

それのバランスやテイストを著しく乱すようであれば、

無理に身につけることも無い、新たにアイテムを買い足す必要もない、と思えればこのアイテムをどうしても使いたい、という「欲」が段々減っていきます。

 

それは結果的に「オシャレ」に近づく道なのだと思います。

 

何度も言いますが、あなたが「ショップの店員さん」になりたいなら別ですよ。

 

 なのでコーデのテンプレにそのアイテムが入っていたとしても、まんま全部乗せがくど過ぎることも多い。学生っぽさ、初心者っぽさが一番出るのはここです。

 ある程度オシャレな人が「マネキン買い」をしない理由はこれだとおもいます。

 いらないものまで買っちゃうから。

 

何しろ、「いるもの、いらないもの」についてある程度神経質になる事はオシャレするには必要な事だと思います。

 

自分を受け入れて欲しい、所属したいコミュニティの信頼できて、自分の事をよく見てくれているオシャレな人に意見をもらえる事も必要不可欠なことかもしれません。