カルチャーを制するものはおしゃれを制する
あえて断言すると、
何か文化的・思想的バックボーンを持っていない人のおしゃれは浅い。
いや、おしゃれな人知ってるよ、と言う人もいるかもしれないけど、それは流行りものが好きなだけでおしゃれじゃない。
流行りモノが好きな人イコールおしゃれな人ではない。
もっと言うと単純に「今っぽい外人みたいな見た目になりたい人」だと思う。
どうだ図星だろう。お前ら外人になりたくてしょうがないんだろう。だったらあんなにサングラスばっかりかけないだろう。
文化的・思想的バックボーンと言ってもそんなに大層なものではなく、
年を取ってもおしゃれな人はほとんど
若い頃に海外カルチャーの類、
音楽をはじめ、映画・スポーツ(サーフィン・スケートボード等の横ノリ系。音楽と密接に関係)、等にどっぷりハマった経験がある。
そして今もそのカルチャーをまあ、愛している。(現状のシーンが良いと思っているかは別として)
日本人でも現在もおしゃれの重鎮とされている人はモデルとかタレントではなく、昔の海外カルチャーに造詣が深い人達です。
当時の海外カルチャーの生き字引的に「本物」を見てきた人、またその時代に間に合わなくてもそのカルチャーに憧れ、後追いで研究しつつ現在のシーンに影響を与えている人達。いわゆる「文化オタク」な人達です。
だいたい皆、 中高生の時の流行なんかの影響で、ちょっとかじってみたりはするのだが、その時のままで止まっている人が大部分で、
一部の人がそのカルチャーを好きでい続け、より深く、その真髄を知ろうと色々勉強する。
昔まで遡ってそのカルチャーを研究したり、自分で本を読んだり映像を入手して調べたり。
実際に当時の映像や実物を探しまわってみたり、
実際に海外に行って同じライフスタイルで生活してみたり、憧れの人と一緒に仕事をしたり。
その結果、多分ですけど
◯これが好き!といった自分の好みや傾向と自分に似合うもの、というものがすり合わされて落ち着いてくる
◯「憧れ」というレベルから脱却し、そのカルチャーとの距離の取り方がうまくできるようになってくる。
意識した格好をしても、まんま中高生時代の格好やただのコスプレになってしまわないで、 今の流行やTPOにその好みやテイストをミックス出来るくらい、素材の一つとして消化できるようになる。
これが自然に無意識に出来るようになるので、結果的におしゃれになっている。
多分経済的余裕とかもあるんでしょうけど。
だから、おしゃれな人は音楽好きとか色々おしゃれなものを知ってる、とか言われる。
でも、文化オタクであってもおしゃれじゃない人達はもちろんいっぱいいるので断言はできません。
本当に良いもの、オリジナル、起源、元ネタを
知ってることは本当に大事だけど、「今」の空気や雰囲気に落とし込めない人はおしゃれではない。それはただのコスプレ。
ちなみに日本のカルチャー(サブカル)はどうでもいいです。日本のサブカルは海外のパクリ&劣化版なのでおしゃれになりたいなら無視してOK。例えば日本のバンドをいくらいっぱい知っていようとおしゃれにはなりません。
いずれ、海外の音楽とかに絞って服装との関連とか、単純に外人テンプレコスプレをして見た目だけオシャレっぽくすることの落とし穴などを書きたいと思います。