おしゃれって何なのさ!

今まで誰も書かなかった「普通に服を着ること」について。

オタクとネルシャツと海外カルチャー・サブカル③

グランジ(90年代前半〜)】

90年代リバイバルということもあり、

2018年現在最も引用されていると思われる。

 

最近の袖が長い、上ズルズルのサイジングはそもそもグランジ由来でしょう。

アイテム単位で言っても最近の流行のパジャマシャツやオーバーサイズのアウターをガウン的に羽織るのもこれが元ネタです。

 

グランジについては日本人が大好きなカート・コバーンのコスプレのグランジ

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こういうやつね。

 

と、モード寄りのグランジがあります。

 

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グランジでネルシャツと言えばカート・コバーン

 

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長髪も含めてスタイル的には70年代のニール・ヤングに近いものを感じますが、

単純に70年代風ではなく、プリントネルとかのペラペラでズルズルなやつをサーマルとかバンドTとかと前を開けて重ね着して、クラッシュデニムと合わせるのがポイント。

パッチワークとかリメイク系デニムも雰囲気です。

それに加えて奇抜な髪色とか豹柄をはじめとしたキッチュな柄物とかフォックス型サングラスとかのチープなイメージも。

靴はニール・ヤングならマウンテンブーツとか無骨なアウトドアな感じですが、カートはやっぱりスニーカー(もっと言うとジャック・パーセル黒)ですね。

 

モード系グランジだと、

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90年代当時はマーク・ジェイコブス×ケイト・モスなんかの、チェックシャツやらチェックのスカートを重ねて民族衣装みたいにしてコンバットブーツを履いてコーデュロイアイテムとか革ジャンとか

粗野でチープなイメージやあるいはヒッピーっぽさを打ち出したもの。

あとニットのお下げ髪ポンポン帽みたいのね。

あれはカート・コバーンもかぶってた気がする。

ハリウッドスターなんかでも当時はグランジ本来の汚い、薄汚れたという意味合いが強い、髪の毛を洗ってないベタッとした感じやビーチサンダルなんかのチープで汚いイメージの格好をしていたと思います。

 

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最近のいわゆるネオ・グランジ?だと

洗練されて着丈が長いチェックネルをスキニーやクラッシュデニムと合わせ、ドクターマーチンなど編み上げ系ブーツなどを使って縦長シルエットを作り、ハットを被る、みたいな感じでしょうか。

レディースで最近流行った着丈長いガウンみたいなチェックシャツはこれですよね。

 

グランジは根底にアンチ・ファッションの考え方があるのでいわゆる日本のオタクのファッションと紙一重な所もありますが、

日本のオタクのように坊ちゃん刈りにネルシャツとデニムを着てれば良い、というような「大人しい」服の着方ではなく、大胆なサイジングや小物遣い、アイテムのチョイスでバナルさやキッチュさを志向していくことでグランジ独特のストリートっぽさが出ると思います。

 

 

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だからほらね、色々なオシャレ指南サイトが提唱してるようにサイズがジャストなネルシャツを他をモノトーンにして革靴履いて大人っぽく着ても全然かっこよくないでしょ?

 

そんなわけで長々とお送りしてきましたが、

ワークアイテムである「ネルシャツ」はあらゆるファッションにがっつり絡んでいる、ということは理解していただけましたでしょうか。

 

そしてMB(メンズバイヤー)あたりから端を発するきれい目7カジュアル3の脱オタ量産型コーディネートがなんでバカにされるかわかりましたでしょうか。

それらが単純に「大人しいオタクのまま」で「よそいきなキレイ目の格好で街に行きたいキョロ充」向けの幅の狭ーい服の選び方のルールであることがわかりましたでしょうか。

結局これさえ着とけば鉄板とかこのシルエットなら安心とか、量産型が本質的なファッションとか言ってる人はおしゃれじゃないんですよ。

 

絶対こうしたスタイルを知ってないといけない訳じゃないと思うんですが、ファッションはどうしても元ネタがあるので、

今流行ってるものの受け売りで、その場その場で流行りの格好を次から次へとしてるだけだと、少しでもテンプレから外れた格好をしようとするとふとした小物遣いなんかで、分かってない浅ーい感じが出ちゃうんですよね。

その人の本当のおしゃれさをわかりやすく見分ける方法としては、帽子を選ばせて被らせてみればその人のレベルがわかります。

オタクとネルシャツと海外カルチャー・サブカル②

【スケーター (1970年代以降〜)】

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一言で言うと一見ガラが悪く見える

「やさぐれKIDS」な感じ。

 

日本で言う西海岸系とは

サーフと70年代スケーターの雰囲気を指すことが多い。

また日本でストリート系というと漠然とゆったり目サイジングを指す。

 

ネルシャツについてはペラッペラなチープな感じのやつを1番上のボタンだけ留める、1番上まで全部留める、カットオフ系のものと一緒にボタンを留めずにラフに着るとかいくつかパターンがある。

またスケートをする格好という名目上、

靴は必ずスニーカー(VANS)である。

 

個人的にはワーク中心のアイテムに

・ネルシャツを腰に巻く

・半端なパンツ丈

・キャップ後ろかぶり

・ソックス見せ

・袖・裾のカットオフ

・フードかぶり

・長袖の上に半袖の重ね着

 

あたりのやさぐれKIDS感を醸し出す

小ネタを効かせることが

スケーターたらしめるポイントだと思う。

全体にスキニーなバランスだろうがこれをやればスケーターっぽいというか。

 

80年代以降のいわゆるスラッシャー系はUSハードコア・ヒップホップ等との相互作用による影響やスケート以外にもBMXとか所謂エクストリームスポーツとの結びつきによって、初期スケーターのナイーブな雰囲気からより過激で厳つくマッチョなイメージになっていく。
1番下のスイサイダル・テンデンシーズの写真のスタイルはむしろギャングスタに近い。

 

また、スケーター全般に言えることだが、スラッシャーマガジンのロゴやらスイサイダル・テンデンシーズのロゴのキャップとかアイコン的なグラフィックを取り入れるより、全体的に無地で地味な感じの方が本当にスケートやってそうで雰囲気があり実は上級者に見える。

 

ちなみに最近やたら流行ってる袖にライン状のグラフィックが入ってるロンTもスケーター由来。

VANSのスニーカーのソールに入ってる市松模様とかの「テープ」から派生したイメージではないか?と思う。

 

 


【ヒップホップ(ギャングスタ)】

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ヒップホップでネルシャツを多用するのはスラッシャーと地域的にも近い西海岸のギャングスタ系だろうか。青系のシャドーチェックを1番上まで留めてネックレスをすると雰囲気。

 

スケーターと比べてもっと上下共にオーバーサイズ。

スケーターの「やさぐれKIDS」感よりもとにかくギャングっぽい「ワル」な感じを強調するとそれっぽい。また全体をワントーン気味にするといきなりそれっぽくなる。日本人はサングラスとヒゲは必須。

 

あと1回で終わりです。

 

オタクとネルシャツと海外カルチャー・サブカル①

おしゃれっぽくネルシャツを着る際に

無意識的に意識しているであろう海外カルチャーを思いつくまままとめてみます。

とりあえず前編。

 

【ワークスタイル(1930〜40年代くらい〜?)】

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本来の用途なので、サブカルではないと思いますが、昔の肉体系労働者のコスプレです。
よくあるのはアメカジワークとかフレンチカジュアルワークとかですかね。


ヒッコリーオーバーオールのインナーにネルシャツ着てその上からカバーオールを羽織って胸に懐中時計でキャスケット被ってレッドウィングのブーツ、さらに赤いバンダナみたいなコテコテのアメカジ兄さんを古着屋さんで見かけますよね…

 

ネルシャツを着ないでボーダーの何かにするといきなりフレンチになります。

 

ワークスタイルも職種(木こり系・炭鉱・牧場・鉄道関係・港湾労働者・エンジニア系とか…)や国・地方などによっていくらでもバリエーションはありますが、

基本的なバランスとしてはパンツをダボっとさせて裾を捲ってワーク系ブーツを見せるとそれっぽくなります。

ネルシャツ(というかシャツ関係全て)については着丈が長くタックイン前提のデザインであるほど本格的っぽいというか、いなたい感じ。あと古い時代のコーディネートの方がカッチリしてると思います。(仕事中に着てたものなのか日曜に教会に行く時とかの一張羅的なアレなのかでも違うと思いますが…)

 

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また現代風のものほど一般的には全体的に細身のバランスになっていると思います。

普通に現代のブルーカラーの外人さんが着てるネルシャツもここに分類されるでしょう。

一番幅広く解釈ができるやつです。

 

【カウボーイ(1940年代くらい〜?)】

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スナップボタンタイプのネルシャツやデニムシャツが多いイメージですね。

このタイプは袖と裾が長め(馬に乗っている時は腕を前に伸ばしているので袖が前に引っ張られるため袖が長め、前屈みの体勢になっているのでパンツから出てこないように裾長め、というのが定説。スナップボタンは馬に乗ってる時に枝とか引っかかって引っ張られてもすぐ脱げて危なくないようにした結果だそう)でウェストがシェイプされてるものが多く、それに合わせてコーディネートも腰回りがピタッとしている股上浅めのデニムなんかが雰囲気?

どのくらいコテコテにするかがポイントで、女の人の方が思い切ったコスプレをしてる気がします。

けっこう思い切ってやった方がこなれて見えてカッコいいと思うのですが、

男性の場合は萩原流行のせいでハードルが無駄に高くなっている気がします。

 

これらをマイルドにしつつ狭義のロックテイストを混ぜ独自の進化を遂げたのがギャル男系では?

 

 

【アウトドア(1970年代〜)】

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いわゆるヘビーデューティというやつです。

サイズ感的にはジャストのサイジング。

なるべく土臭いアイテムと合わせると雰囲気。街着として考えると70年代のアメリカのバックパッカーあたりのコスプレがちょうど良いのでは?

あとこの辺りからデニムを街着で履くのが一般的になってきたとか。同じデニムでもブッシュパンツの形だといかにもな感じになりますね。

それにしてもメンクラの表紙はコテコテすぎます。斧持ってるし。

 

ホールアースカタログだのビームスだのナイキのスニーカーだのシェラのマンパだの今に至る日本のアメカジの源流。

今の日本のファッション界の重鎮はこの辺が流行ど真ん中だった人達だと思います。

サーファー系も広義ではこの辺のジャンルに含まれるのではないでしょうか。

てかダウンベストさえ着てればアウトドアっぽくなりますよね。

 

【ハードロッカー/バイカー的な何か(1980年代〜カットオフ系多し)】

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ダム・ヤンキースの写真ばっかりで本当に申し訳ないのですが、こういうアメリカン・ハードロック界隈で割と見かけるスタイルです。

とにかく袖はちぎれてたり捲られてたりします。ワイルドだろう?

このジャンルはGジャンのカットオフ率も高い。

何気にこのスタイルは今っぽいと思いますよ。

 

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オタクのネルシャツ関係の画像にあったこの人のコーディネートも袖が引きちぎられてないものの実はこの系譜な気がします。中を黒で統一してるから?

 

後半に続きます!

 

【ネルシャツはダサいのか】問題を斬る

定期的に勃発する
「ネルシャツはダサいのか」
問題ですが、
ネルシャツを着てオタクっぽくなってしまう理由はサイジングでも色味でもモノトーン+一色にしてないからでもオーラが無いからでもないです。

以下、それを説明していきます。

 

【そもそもネルシャツは土方服なので海外の労働者がいちばん似合う。日本のオタクにはいちばん似合わない服である】

 

もともとネルシャツはチェック柄・ネル生地とワーク系(肉体労働系)の文脈を強く持つ服で、子供っぽい顔のオタクのイメージにはそぐわないです。

簡単に言えば土方服です。
カジュアルも通り越してワークの極北みたいなシャツ。
外人顔のいかつい体格のワイルド系あんちゃんorおっさんの方が似合うに決まってる。


そして襟が付いてようとドレスシャツと違い日本人が好きないわゆる漠然とした「きれい目よそ行き」コーデと馴染みません。
(例えばテーラードジャケットのインナーには使えないですね。同じワーク系ルーツのピーコートのインナーには使えるけど、世の中ではどちらもきれいめ系アウターだと思われてますね)

なんとなくの見た目だけで日本ではどちらかというとチェックで襟付きというスペックだけで見るからデート服みたいなキレイ目系カテゴリに入れられることが多いですよね。
同じチェックシャツでもバーバリーチェックのシャツとは違います。

 

【ネルシャツは日本の文化に馴染んでおらず、故に子供っぽく見られがち】

 

ネルシャツはアメリカの労働者などは着ていても日本には例えばカウボーイはいないし、農家もご老人だとあまり着ているイメージはありませんよね。

ネルシャツは実は日本の文化に馴染んでいないのです。さらに、そもそもチェック柄も結局は日本人の生活には何のルーツもない、ただ漠然とうるさい柄です。

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故に襟が付いているもののワイシャツなどに比べ、その人の所属や職業を表しにくく、ただこれを「おとなしく」着ようとしたところで「何をする人」なのかわかりにくく、子供っぽくなりがちです。

子供じゃないのに子供服を着ているような内面/外面のギャップによるグロテスクさだけが強調される結果となります。

 


それ故に着るには外人要素が他の服より多く必要になります。

(単純にチェックシャツ、ではなくあくまで良くあるネルシャツの話です)

 

要するに外人ぽい雰囲気を作らないとネルシャツを着てもこなれて見えないんですね。ちなみに「外人っぽい雰囲気の人」=外人っぽい顔、とは限らないです。

 

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ちなみに、ノーブランドの通販のネルシャツ着用写真とかを見ると
男女共ものすごくサングラス着用率が高いはずです。
男ならさらにヒゲと帽子。

 

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これらが無い場合は一気に子供っぽくなるので少しでも「ラフ」に見せるために前を開けてインナーを見せたり、正面じゃなく少し斜め横アングルから写真を撮ったり、顔を強調しないようにするなどしてごまかしてると思います。

 

【最適解としての海外サブカルコスプレ】

 

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多くの日本人は髪型や小物くらいでは全然外人っぽくならないため、
ネルシャツを着こなしている人には
「幼さ」を抑え「何をする人なのか」をカバーするための免罪符として「ワーク系をルーツとする海外サブカル」のコスプレをしている人が多いです。


それくらいわかりやすく所属を示さないと外人要素が間に合わないんですね。

多分雑誌とかでもネルシャツのコーディネートは無意識に何らかのワーク系ルーツの海外サブカルに寄せているはずです。

モード系でチェックネルを使っていたとしても結局はそれらのサブカルをネタとして使って極端にしたものなのでルーツは同じです。

 

最適解と言いましたが、これはあくまで説明のために逆から辿った言い方で、
普通はネルシャツが着たいからスケーターファッションとかヒップホップファッションをしているという人は少ないでしょうから、
それらのカルチャーが好きで、実際にはその中のファッション要素として自然にネルシャツが選択肢に入っていた、という人が1番多いと思います。

 

要するに何らかの海外カルチャーの匂いが感じられない人が着ると浮くのです。


よく見る「ネルシャツはダサいのか」
問題を扱った記事には不思議と海外サブカル要素が足りないから、という視点が含まれているものがありません。

 

次回はこの辺を重点的に書いていこうと思います。

ブサイクがオシャレとかすんじゃねーよ!について

前にも取り上げさせていただいた小林弥起くんのブログにこんな記事があった。

http://www.yaoki-fasnavi.com/entry/no-fashion

「ブサイクがオシャレするな」という意見に共感する人は予想以上に多いらしい。

弥起くん的には他の人の意見も聞きたい、と言うことらしいので自分なりの感想を書く。

 

①みんなと同じ格好しようとしてるからじゃないの?みんなそこまで顔なんか変わらないぞ。

 

みんなその時に流行っている、もしくは良いとされている格好や髪型を一斉にしたらそりゃ似合う人と似合わない人が出てくるでしょ。

スキニーにでかトップスYラインでゲス極マッシュボブに前髪チョロ出し帽子かぶりみたいな「普通でさりげないオシャレ」だと思ってる格好も実はかなり偏った格好。

ジャニーズとか最近の映画に出てる若い俳優みたいなポパイとかメンノンみたいな雰囲気ばっかり目指してないで、同年代じゃないちょっと年上のオシャレなお兄さん達がどんな雰囲気を出してるか見た方がいい。なるべくいろんな(顔)タイプの。

太めで目が細いのやらガリガリで怖そうなのやらゲイっぽいのやらいかつくてヒゲで色黒なのやら。ぬぼーっとしたホームレスっぽいのやら。

全員流行を取り入れていても、みんなちゃんと着崩してるから。この人達も、もしかしたら見る人から見たらブサイクなのかもしれない。

いろんな顔のタイプの人が自分に似合う格好してオシャレなのをよく見て。一言で単純に「ブサイク」と言える人はそうそういない事に気付くはず。

 

②あなたの外人要素が低くて幼さが高いからでは?

 

『なんかブサイクなのに、頑張っている感が出てしんどい』という話ですが、

服を着ることは「自意識」そのものの表出といってよく、デザイン=コーディネートした工程全てが丸見え=何を考えているかが丸見えになるので、考えてみると非常にグロテスクです。

商業デザインのように完成品だけを見せる、というのが通用しないのです。完成という概念がなく、その人の「生」の部分が常にちらちらと表出している状態。

そして着ている本人(が内包しているであろうと周囲が想像する内面)と着ているものの差異が激しいほどグロテスクに見えます。

これが前提。

さらに言い切りますが、洋服を着る上でパッと目につくブサイクさとは「外人要素(外観上の目の大きさ・彫りの深さ&周囲が想像する内面としての外人のカルチャーを知っていそうな雰囲気)のなさ」×「雰囲気の幼なさ」の事です。

外人要素が多く、雰囲気が大人っぽければ大人っぽいほど同じものを着ていてもオシャレに見えます。

ちなみに雰囲気の幼なさとは顔の幼さももちろんあるのですが、

「何をする人(スケボーをする人なんだな、ダンスをする人なんだな、スポーツをする人なんだ、ビジネスマンだな、など)なのかその服装の目的が読めない」人とも言い換えられます。

すごく極端で狭い範囲の事を言うと、目が細くてつり目で凹凸が少ない朝鮮顔で背が低くてガリガリでも、キャラが立っている人は雰囲気が幼くならなかったりします。

(よくあるDQN顔は幼い顔に分類されます。)

芸能人ではない一般の人が仕事以外で「キャラ」を立たせる事は難しいと思います。

これがプライベートのおしゃれの大きなネックになっているのですが、

日本人はもともと顔も趣味も幼い事もあり、多分女の人もどうしても自分との釣り合いを考えて「大人っぽさ」をそこまで求めていないのではないかと思います。

そういうのが好きな人もいると思いますが。

逆に外人要素だけで雰囲気が幼い方がアイドル的には人気が出ると思います。

それが「オシャレ」かは微妙なところなのは分かるでしょうか。

 

洋服はそもそも外人のものなので外人っぽさから離れるほど洋服は着こなせなくなります。

(子供はもともと幼なくて当たり前だから関係なし)

それを踏まえて あなたは頭の中に「他の人から見た自分モニター」を持っていますか?

例えばその辺のおばちゃんでも(この人はなんとなく外人ぽくてオシャレ)とか分かるものです。

 自分はどう見られているでしょう。

服だけの問題じゃないのわかります?

 

 ③若い頃は外見の揺らぎが大きい時期。

 

女は化粧があり、欧米人程ではないがある程度体型にメリハリがある。
男も骨格とか筋肉、彫りの深さなどの身体的条件の大人っぽさがオシャレに与える影響は大きい。

大人っぽい顔と体格であるほど洋服はオシャレに着こなせる。

実は若い時、20代いっぱいくらいまでは男は背が高くても体型が貧弱&顔が幼いからそもそも洋服を着るのに不都合なのである。

同級生でもスポーツをやってて顔が日に焼けてて筋肉がついてる子の方が私服がなんとなくオシャレに見えるのはそのせいもある。

だからその揺らぎを矯正するようなイメージのフレームがキッチリしているコスプレ的な文脈のある服しか似合わない(制服(ブレザー)=いいとこのお坊ちゃん、とか形とイメージが決まっているもの)

大学生とかがいわゆる量産型ファッションになる理由というのはこういう理由もあると思うので一概に量産型と馬鹿にするのはかわいそうかな、という気もします。

 

日本人は多分いいとこのお坊ちゃんがヤクザの若頭、とか制服美少女が戦う、とかそういうギャップ=グロテスクさが好きだけど、大人が考えるおしゃれはギャップとかいりません。見たままの人が見たままの事をしているのが一番おしゃれ。一見普通のサラリーマンだが…?実はこんな一面(オシャレ/ワルな面)があった!みたいなのは漫画とかアニメならいいけど現実だと普通にそういう人ってなんだかんだダサいと思います。)

 

若い頃というのは日々成長して体型が変わっていく&顔も変わっていくから日によって似合う・似合わないが違うくらいそれだけ若い頃は外見の揺らぎが大きいものなのだ。

顔の血色一つで全然誰だかわからないくらい違う人に見えることもあるし、体型もイマイチはっきりしていない。

若い男はすごい曖昧な見た目をしている生き物なのである。

そもそもブサイクかどうかの判別が難しい時期なのであるから、ブサイクとか気にしなくていいと思う。

どうせ顔は一年後変わってしまうんだから、くらいに思って丁度いいと思う。

 

 以上がブサイクがオシャレすんじゃねーよ!

に対する僕が思う事です。

 

細かく掘り下げるのはまた他の記事で。

 

オシャレさんのタイプについて

・流行っているシルエットやサイジングを取り入れたい

・流行っているアイテムを使いたい

など、服装で流行を取り入れたい、というのはおしゃれに興味がある人なら皆ある程度思う事だろう。

ただ、そもそもオシャレさんのタイプでも何種類かある。

 

・その時その時で流行っているサイジングやアイテム、小物を取り入れ、毎回違う格好をして自分を着せ替え人形のようにしてテンプレから出ないお洒落をする、

洋服=ルックス・モテな「モデル」タイプ

 

・毎回同じシルエット、同一のジャンルの全体的に似通ったイメージなのだが、それぞれのアイテムの差異、つまり

シルエットやデザインなどでイメージのバリエーションを拡張する、洋服=自分のイメージを演出するための「サブカル衣装」タイプ。

 

最近特に増えてきたのは

 

・「ノベルティ」的、または「ネタ」的なコラボグッズを身につけることで、自分の所属や趣味などの自己開示を服装に託す

「オタクサブカル」タイプ 。

 これはオシャレというかただのオタクだと思うが、一周回って最近はどうもオシャレ扱いされてる気がする。HATRAなどもこれ。

 

「流行り」 のアイテムがどのクラスタ向けのものなのかを考えるとわかりやすい。

 

その他、思いつく事をいくつか。

 

なお、どんな場合でも

顔>スタイルの良さである。

よって

顔がかっこいい>体型がかっこいい

である。

顔を認められるということはそれだけでその人の存在の全肯定を意味する。

軽薄とか軽く見られているとか思う人もいるかもしれないが、「あなたの顔が好き」「あなたの顔は整っている」と言われて普通の人は絶対嫌な気はしない。

服装は顔に合わせるべき。

上記のクラスタからさらに顔でジャンルが決まり細分化されると言ってよい。

 

あと、女の人の「華奢さ」とは

「肩幅が狭い」ことである。

自分より肩幅が狭い人の事を「華奢な人」だと思うもの。

なんでそれ付けっ放しなの

最近よく見るこれ

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ALPHAのMA-1のこの赤いタグ付けてるひと。

どちらかと言うと黒を着てる人に多い気がする。てか多分黒を買う人が多いんだと思う。

高校生〜大学生くらいかもうちょい上の30代くらいの人でも付けてるの見たことある。

これって普通外すもんだと思うんだけど、どうなんでしょう。

 

ALPHA MA-1 タグ

 

ググる

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普通に上位に外すか外さないかのQ&Aが出てきて面白いです。

 

一応この赤いリボンの由来は、

戦闘機の地上での誤操作による発砲とかを防ぐための安全装置の目印で、整備士が出撃の直前にピッピッと抜いていく、というものらしいですね。

 

そういえば前に「BSアニメ夜話」で岡田斗司夫が「王立宇宙軍」の回で、このテープみたいのを整備士というか点検をする人が抜いていくシーンをちゃんと描いてる、リアリティにこだわって作りたかったから、と言っていました。

 

まあ、単なるマスコットというかオマケの類ですね。

 

あとついでなので今更ながら

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このイタリア国旗のリボン。

サラリーマンでこれを付けっ放しの人をすごいいっぱい見るんだけどどうなんだろう。

イタリアを強調してるの?

 

 

こういうのをググるとよく出てくるのが、

「何が正解なの?」

というもの。

 

そもそも正解とかないんだけど、

タグも込めてデザインだと思ってしまう人はコーディネートができない人だと思っていいと思う。

一つ一つの服をコーディネートを作るパーツじゃなくて「〇〇のブルゾン」とか買った時の状態やイメージを維持することが目的になってしまっている。

 

例のALPHAのMA-1の赤いタグも、

アクセントになる、と思っているかもしれないが、そもそもアクセントは別のところで作るもの。コーディネートを離れた服単体の中に取ってつけたようなアクセントを作ってあってはうるさくてしょうがないのだ。

服の中の一つ一つの要素はあくまで部分が目立つものではいけない。

 

あと、これは取れないし、今回の論旨からズレると思うけど、イマイチだなと思うのは

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カナダグースのこのワッペン。

正直これもデザイン的には最悪な部類だと思う。

 

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あとこれね。